人物総覧 さ 庄内藩 儒学者

名前 坂尾清風
よみ さかおきよかぜ
生年 文化五年十二月二十五日(一八〇八)
没年 弘化二年七月二十五日(一八四五)
場所 山形県鶴岡市
分類 庄内藩士・儒学者
略歴

 六郎・穆卿・観水。庄内藩士坂尾万年の子。幼少のころから俊秀の才で聞こえ,長じて薄の偵儒白井弥平に師事して詩文章をよくし,また,剣術・槍術および馬術を修める。天保2年(1831)藩校致道館助教,同10年(1839)典学となり,翌11年には舎長を兼ねて諸公子の侍講をつとめた。有徳の人物として知られ,師弥平の没後は藩内の派閥抗争を憂え風教維持のために尽瘁する。38歳で没す。「大泉叢誌」139巻は祖父宋吾,父万年と清風の3代にわたる大著述で庄内の群書類従と称される。著書「親水遺稿」「大泉叢誌」(庄内人名事典)
 墓碑銘は「観水阪尾君墓」

坂尾家墓所

坂尾清風の墓
  
ゆかりの人物リンク
名前 関係 補足 墓所 写真
遠藤厚夫 弟子 江戸時代後期〜明治中期の漢学者 山形県鶴岡市
坂尾儀太夫 祖父 江戸時代中期〜後期の庄内藩士 山形県鶴岡市
坂尾万年 江戸時代後期の庄内藩士 山形県鶴岡市
白井弥平 江戸時代中期〜後期の庄内藩儒 山形県鶴岡市
菅基 庄内三大家 江戸時代後期の儒学者、庄内三大家の一人 山形県鶴岡市
多田良助 庄内三大家 江戸時代後期の庄内藩儒、致道館助教、庄内三大家の一人 山形県鶴岡市
松平権右衛門 弟子 江戸時代後期の庄内藩家老 山形県鶴岡市
渡部琴渓 弟子 江戸時代後期の庄内藩士、漢学者 山形県鶴岡市