人物総覧 む 尾張藩 医者

名前 村井泰翁
よみ むらいたいおう
生年 安永元年(一七七二)
没年 安政二年七月七日(一八五五)
場所 愛知県名古屋市千種区
分類 尾張藩医
略歴

 名は貞固、字は子幹、春岱と称す。世々尾張の医官にして禄三百石を食む、本氏は小鹿、寛政十二年養父甫庵の後を承けて寄合医となり、後番医より奥医に進む。致仕の後琴、詩、茶を以て楽とし、倶に其妙に至る。其琴は心越の伝を熟得す。時の名流に交りて、最も深田香実と相親し、其居園林幽雅、頗る景趣に富む。名けて五声軒といふ。五声とは松声、水声、琴声・茶声・鳥声をいふなり。安政二年七月七日没す、享年八十二、、泰翁良倹居士と法諡す。
 墓碑銘は「泰翁良倹居士」。

村井家墓所

村井泰翁の墓

ゆかりの人物リンク
名前 関係 補足 墓所 写真
深田香実 親交 江戸時代後期の儒者、九皐の長男、尾張藩書物奉行、『尾張志』編纂 名古屋市天白区