人物総覧 て 尾張藩 国学者

名前 寺山吾鬘
よみ てらやまあずら
生年 生年不詳
没年 明治二年九月十七日(一八六九)
場所 愛知県名古屋市千種区
分類 尾張藩士・国学者
略歴

 占秋舎と号す。小字は房之丞、後房蔵、虎助兵衛、と改め、更に虎助と称す。尾藩定府の士にして世々禄百石を食む。文改元年家を継ぎ、後奥詰、小納戸格小性より、小納戸に陞り奥詰、又は表錠口番を兼ぬ、天保十二年先手物頭となり、尋いで目付に遷り、弘化元年側物頭格となる。後使番格に転じ、安政四年再び小納戸となり、翌年高須侯義建の用人並となる。文久二年又小納戸に遷り、前藩主慶勝に侍す。三年定府を解かれて名古屋に移り、義宜の小性頭取となり、小納戸頭取を兼ね、尋いで廣敷用人格となりて、小性頭取、小納戸頭取を兼ぬ、職に在ること五十餘年、度々禄を加へられ四百石に至る。吾鬘国学に精通し、歌を小林歌城に学ぶ。其近侍の職に在るや、多く藩主、及び公女に侍読たり、明治二年九月十七日没す。宇麻志腎史吾鬘大人命と諡す。占秋舎吾鬘居士。(名古屋市史)
 墓碑銘は「藤原朝臣寺山吾鬘大人墓」。


寺山吾鬘墓所
    
ゆかりの人物リンク
名前 関係 補足 墓所 写真
市岡和雄 交友 江戸中期の尾張藩士、金鉄党 名古屋市千種区
小林歌城 江戸時代後期の幕臣、国学者 東京都台東区
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東京都新宿区 空墓
松平義建 主君 美濃高須藩松平(尾張)家10代 海津郡南濃町

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