| 名前 |
田澤稲舟 |
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| よみ |
たざわいなぶね |
| 生年 |
明治七年十二月二十八日(一八七四) |
| 没年 |
明治二十九日九月十日(一八九六) |
| 場所 |
山形県鶴岡市 |
| 分類 |
小説家 |
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| 略歴 |
本名は錦（きん）。外科医師田沢清の長女として鶴岡五日町川端で生れる。幼少のころから小説類を耽読した。明倫学校を卒業し、明治24年(1891)18歳で上京して共立女子職業学校(共立女子大学)図画科に入学し日本画を学ぶ。青年作家山田美妙と恋愛におちいり翌年鶴岡に連れ戻された。その後も山田美妙の紹介で明治27年(1894)ごろから小説を文芸倶楽部に発表、異色の女流作家として中央文壇で有名となる。翌年12月美妙と結婚、明くる2月合作小説「峰の残月」を発表したが病気のため3月に離婚して帰郷、自宅で小説を書く。文壇ゴシップ(稲舟事件)の材料となり稲舟は煩悶のうちに死亡、美妙も文壇から排斥された。稲舟の死は自殺といわれた。享年23。遺作となった「五大堂」は死後文芸倶楽部に発表された。その他「医学修業」「小町湯」「忍び草」など作品がある。(庄内人名辞典より・朝日日本歴史人物辞典より)
昭和47年(1972)尾形六郎兵衛の主宰する鶴陵文化懇話会の手により生家前の内川端に文学碑と胸像が建てられた。(庄内人名辞典より)
墓碑銘は「田澤錦子墓」
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田澤稲舟墓所 |
田澤稲舟の墓 |
田澤稲舟の墓(正面) |
田澤稲舟の墓(側面) |
| ゆかりの人物リンク |
| 名前 |
関係 |
補足 |
墓所 |
写真 |
| 尾形六郎兵衛 |
顕彰 |
明治期〜昭和期の実業家、参議院議員、電気通信政務次官、鶴陵文化懇話会の会長 |
山形県鶴岡市 |
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| 工藤恒治 |
著作 |
明治期〜昭和期の文芸家、第1回高山樗牛賞受賞 |
山形県鶴岡市 |
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| 田沢清 |
父 |
江戸時代後期〜明治期の医者、田澤稲舟の父 |
山形県鶴岡市 |
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| 山田美妙 |
師・夫 |
明治時代の小説家、詩人、硯友社をおこす。 |
東京都豊島区 |
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| ゆかりの地リンク |
| 場所 |
住所 |
説明 |
写真 |
| 共立女子学園 |
東京都千代田区一ツ橋2-2 |
母校、日本画を学ぶ |
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| 生家跡 |
山形県鶴岡市本町1丁目 |
生誕地碑を兼ねた文学碑、胸像がある。 |
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| 文学碑(生誕地碑) |
山形県鶴岡市本町1丁目 |
人は知らねどほととぎすなれのみ・・・・ |
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| 胸像 |
山形県鶴岡市本町1丁目 |
鶴陵文化懇話会の会長、尾形六郎兵衛氏による田澤稲舟の生涯が刻まれている。 |
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| 大宝館 |
山形県鶴岡市馬場町4-7 |
郷土人物の資料を展示、田澤稲舟関連の資料も展示している。 |
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