謙光・文伯・澹斎。庄内藩士犬塚男右衛門(京美)の長男，天明元年(1781)父没して家督を継ぎ寛政9年(1797)物頭，翌10年寺社奉行，孝和3年(1803)郡代となる。文化2年(1805)藩校致道館が開設されると学監に選ばれて司業を兼ね禄300石を給された。農政改革の遂行に尽瘁し，また文化13年(1816)致道館を城郭内に移転するに当ってはその施工を監督する。文政5年(1822)番頭となり翌年55歳で没する。犬塚男内(秀美)の兄。(庄内人名事典)
　墓碑銘は「故司農文伯犬塚君墓」