名古屋市武平町の片山家に生まれた。初名は片山平四郎
犬山城主成瀬家臣本多半十郎の養子となり、本多彦三郎と改名。天保8年(1837)、家督を相続。文久2年(1862)小納戸頭取、元治元年(1864)御番所頭。慶応元年(1865)納戸役。八木雕らとともに、成瀬家中を勤王路線で結束することに尽力し、鳥羽･伏見の戦いでは御所南門をまもる。明治元年犬山藩が誕生すると、翌年10月から犬山藩権大参事、その後軍務総教、学校総教なども勤めた。藩校廃止後は閑居。法名は成功院観岳雪堂居士。（三百藩家臣人名事典）
　墓碑銘は「観岳本多雪堂之墓」