野村長平のむら ちょうへい
生没年 宝暦12年(1762)〜文政4年(1821) 分類 船乗り

略歴
 土佐岸本(高知県香美郡香我美町)の船乗り。天明5(1785)年赤岡から田野、奈半利へお蔵米を運んだ帰路、土佐手結山沖で船が難破し14日間漂流の末、八丈島南方の無人島に漂着した。島で生活するうち仲間4人は死亡し、ひとり生きのこる。天明8年大坂の船(乗員11名)、寛政2(1790)年に薩摩の船(乗員6名)が漂着。手わけして生活を改良し、3年かけて漂着木材で小舟をつくり、伊豆諸島の青ケ島に到達。島民の助力で八丈島へ渡った。八丈島で取り調べをうけたのち、幕府・藩の手を経て寛政10年13年ぶりに故郷にかえった。
場所 高知県 香美郡香我美町 無人島長平碑近く


 




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