中条 金之助ちゅうじょう きんのすけ
生没年 文政10年(1827)〜明治29年(1896) 分類 剣術家・幕臣

略歴
 名は景昭。中条市右衛門景利の子。三宅三郎徳行に心形刀流を、千葉栄次郎に北辰一刀流を学ぶ。嘉永7年(1854)書院番、安政3年(1856)講武所剣術世話心得、万延元年(1860)講武所柔術世話心得を兼務。文久元年(1861)奥詰に転じるが、翌年の10月剣術教授方、同年12月には小納戸となる。文久3年3月、浪士(新徴組)取扱を命じられ、新徴組支配を経て同年9月に徒頭となる。明治元年から留守居支配組頭、精鋭隊頭、歩兵頭格など経て、明治2年7月、開墾方を命じられ、旧幕臣約二百名を率いて遠江国榛原郡牧之原に転住した。生涯をかけて牧の原を開墾し、一生を終えた。
場所 静岡県 島田市 牧之原台地


 




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