浄瑠璃姫じょうるりひめ
生没年 - 分類 遊女

略歴
 御伽草子「浄瑠璃物語」の主人公。三河国司源兼高と海道一の遊女矢作の長者との間に生れた。三河(愛知県)鳳来寺の薬師に両親が祈願して生まれたという。遊女となり、14歳のとき、牛若丸(源義経)と一夜結ばれる。駿河(静岡県)吹上で病に倒れた牛若丸を薬師に願って蘇生させたという。それから三年後、軍勢とともに上京する牛若丸は姫を訪ねるが、姫はすでに没していた。「浄瑠璃物語」は一五世紀頃に成立し、語り物の代表とされた。のちには義太夫節が浄瑠璃と呼ばれるようになった。
場所 愛知県 南設楽郡鳳来町 鳳来寺表参道





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