常民つねたみ
生没年 文政5年(1823)〜明治35年(1902) 分類 佐賀藩士・官僚・政治家

略歴
 佐賀藩士下村家に生まれ、天保3(1832)年藩医佐野常徴の養子となる。藩校弘道館で学んだのち京都の広瀬元恭に蘭学と化学を、緒方洪庵の適塾で洋学を学んだ。ついで江戸に出て伊東玄朴に理化学を、さらに長崎海軍伝習所に学び、文久3(1863)年藩の精煉方主任として、日本初の蒸気船を製造した。慶応3(1867)年から明治1(1868)年までヨーロッパを視察、帰国後、明治新政府に出仕し、海軍創設に尽力した。明治8年元老院議官、明治10年西南戦争(1877)に際し西洋の赤十字事業にならって博愛社(のち日本赤十字社)を創設。以後元老院議長、第2次伊藤博文内閣の農商務相をつとめ、明治20年博愛社が日本赤十字社と改称されると初代社長に就任した。明治28年伯爵。
場所 佐賀県 佐賀郡川副町 佐野常民記念館前庭
 

場所 佐賀県 佐賀郡川副町
佐野常民記念館




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