榊俶さかきはじめ
生没年 安政4年(1857)〜明治30年(1897) 分類 医学者

略歴
 幕臣榊綽の長男として江戸下谷に生まれる。開成所で英語・数学を学び、維新後は駿府、ついで沼津に転じ、杉田玄端や石橋好一に英語を学んだ。明治13年東京大学医学部を卒業。東京大学に奉職しドイツに留学し精神病学を学ぶ。帰国した明治19年医科大学初代精神病学教授となる。明治21年東京医学会常議員、国政医学会副会頭に選ばれ、明治22年には東京府巣鴨病院医長を兼務する。明治30年、39歳の若さで惜しくも没した。遺言として学術研究のため遺体を解剖に供している。わが国精神病学の開拓者。
場所 東京都 世田谷区 松沢病院


 




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