菊池武光 きくち たけみつ
生没年 生年不詳〜応安6年/文中2年(1373) 分類 南北朝時代の武将

略歴
 菊池武時の子。通称豊田十郎。肥後隈府を本拠とする菊池氏惣領15代。貞和4/正平3年征西将軍懐良親王を肥後にむかえ、足利直冬方と九州探題一色範氏方の対立を利用して九州の南朝勢力を拡大、その中核となる。文和4/正平10年には大友氏を下し、一色範氏を九州から追い、延文4/正平14年には少弐頼尚と戦い筑後大保原で勝利。康安1/正平16年に太宰府を攻めて頼尚を追い、征西府を移す。以後10年間九州の主要部分に支配をおよぼしたが、応安4/建徳2(1371)年、新探題今川貞世(了俊)との戦いで敗れ、翌年大宰府を放棄、筑後高良山で対陣中に死去した。
場所 福岡県 三井郡大刀洗町 大刀洗公園






 




戻る