柿本人麻呂かきのもと ひとまろ
生没年 生没年不詳 分類 宮廷歌人

略歴
 『万葉集』に歌を残すのみで,閲歴は定かでない。晩年は地方官として石見(島根県)につかわされ、その地に没した説がある不明。おもな作品は持統-文武天皇の時代(690-707)につくられ、「万葉集」には人麻呂作と詞書のある長歌18首、短歌67首。また「柿本人麻呂歌集」所収の長短あわせて約370首が「万葉集」におさめられている。 天皇を神格化し儀礼歌の様式を完成。自然、旅、死、恋愛などを歌材に枕詞、対句、比喩などの修辞を多用し、続く奈良朝の歌人が、常に人麻呂を意識し平安朝に下って歌聖とあおがれた。
場所 島根県 益田市 高津柿本神社
 




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