市川団十郎(七代)いちかわだんじゅうろう
生没年 寛政3年(1791)〜安政6年(1859) 分類 歌舞伎役者

略歴
 江戸出身。俳名は三升、寿海。幼名は小玉。祖父は五代市川白猿。母は五代の次女すみ子。4歳のとき市川新之助の名で初舞台。寛政12年に10歳で7代団十郎を襲名。家芸の荒事「暫」「鳴神」や時代物、世話物の他、4代鶴屋南北の「四谷怪談」、「桜姫東文章」などの生世話作品なども好演。名優としての確固たる地位をきずいた。天保3年(1832)、長男に8代団十郎を襲名させ、自分は旧名の海老蔵(5代)に復した。同年演目十八番を制定して刷り物を配布した。天保13年、天保の改革にふれて江戸を追放された。嘉永2年(1849)に赦免されて江戸に戻るまで上方などを巡業した。
場所 千葉県 成田市 成田山新勝寺額堂




戻る